ツボとは

ツボは経穴(けいけつ)とも呼ばれます。
東洋医学では「気」という概念があり、ツボを刺激することで気の乱れを整え、身体や内臓の不調を改善できるとされています。

また、ツボには神経が集まっている神経の交差点です。
特に、自律神経に働きかけることができるとされています。

ツボの刺激の仕方

正しいツボの見つけ方

・目印は「骨」

神経は骨のすぐそばを通っていることが多く、骨をたどっていくとツボが見つかりやすいです。

・「角度」が大切

ツボが見つかれば、色んな角度で押してみましょう。
ツーンとくるような、痛気持ちいい感じがあれば正しい角度です。

気持ちがいいと感じる強さで押す

・リラックスしたいときや疲れた時は軽めに

5秒でゆっくり押して、5秒でゆっくり離します。
リラックスして押すことが大切です。

・コリや痛みには少し強めに

いた気持ちいい強さで押しましょう。
強すぎはNGです。かえって逆効果になることがあります。

自律神経の整えるにはツボが効果的

ストレスを感じると交感神経が一時的に興奮状態になります。
興奮状態になった身体は、血流の低下や逃走・闘争反応とよばれる状態を招きます。

ツボを刺激することで神経の興奮を抑え、血流の改善やリラックス効果が見込めます。
そのため、興奮状態によって生じた不調や痛みの改善が期待できます。

自律神経を整えるツボ4選

天柱(てんちゅう)

後頭部の髪の生え際で首の中心にある僧帽筋のすぐ外側にあるツボ。

頭、首、肩のコリや筋肉のこわばりから起こる「緊張性頭痛」に特に効果的です。

百会(ひゃくえ)

左右の耳の上端を結んだ線の真ん中にあるツボ。
眉の間の線上。

精神に安らぎをもたらすツボとされています。
憂うつな感情やめまい、立ちくらみにも効果的です。

合谷(ごうこく)

手の甲側、親指と人差し指が接するくぼみにあるツボ。

万能のツボとされ、特に鎮痛効果が高く、首から上のトラブルに効果的です。
また、自律神経に作用し、心身をリラックスさせます。

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの中心から、ヒザ方向に指幅4本分上にあるツボ。

更年期障害とよばれる発汗やほてり、のぼせ、手足のしびれの他、イライラや不安などにも効果的です。
足の冷え婦人科系のトラブルにも効くとされています。

まとめ

自律神経の乱れを感じたらツボを押してみましょう。
自律神経の乱れは身体が疲れやストレスを感じた時に引き起こります。

不調を感じた時の応急処置や日々のセルフメンテナンスにもオススメです。

セルフマッサージできるツボも多くあり、ストレスや不調を感じたら自分で押すことで楽にできるかもしれません。
テニスボールなどを使えば手が疲れることなくツボを刺激することができるし、100円ショップなどでツボ押しツールも販売されています。

ツボ押しで今の不快な症状を和らげるためにやってみてください。