椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症など病名を診断される腰痛は全体の約15%とされています。残りの75%は原因不明と言われています。

もしかするとレントゲンを撮ってもMRIを撮っても異常は無いと言われ湿布や痛み止めを処方されて終わるという経験をされた方もいるのでは無いでしょうか。

ギックリ腰になると2〜3日は動けないし、慢性的に痛みを抱えている方は日常生活が制限され、家事や育児、仕事に追われなかなか改善する見通しが立たない厄介な負のループに陥ってしまっている方も多いのでは無いでしょうか。

腰痛のタイプ

筋・筋膜性腰痛

筋肉や筋肉を覆う筋膜が腰痛の原因になっているパターンです。

姿勢を維持する抗重力筋や体のコアを支えるインナーマッスルであるDFL(ディープフロントライン)と呼ばれる筋膜の繋がり、胸腰筋膜などが原因とされています。

これらは姿勢を維持したり、重いものを持ち上げたりする際に負荷が生じます。

場合によっては咳やくしゃみ、立ち上がりなど、日常生活のふとした場面で痛めてしまいます。

日々の反復性の負荷により筋肉や筋膜は容易に損傷するため、日々のメンテナンスやストレッチ、早めに段階(違和感や疲労感)でケアすることでギックリ腰の予防にもなります。

椎間関節性腰痛

背骨の腰椎〜仙骨にかけての前弯(反る)が増強し、捻れたり強い圧縮ストレスが加わることで発症します。背骨は一つ一つの間に関節を成しており、そこに痛みのセンサーである侵害受容器が存在します。このセンサーが力学的ストレスによる疼痛の発生源となり痛みを引き起こしています。

椎間関節に炎症が発生すると神経根と呼ばれる下肢や骨盤周囲に分岐していく神経の根本に波及し、下肢痛を惹起する場合もあります。

成長期(13〜15歳)に多い分離症(腰椎の疲労骨折)は椎間関節へのストレスが動作や姿勢を強いられ、未発達な骨にまで負荷が加わる事で発症します。

発見が遅れ、慢性期になると折れた骨片は癒合せず、加齢と共に腰椎すべり症へと移行する場合もあります。

10代のスポーツを盛んに行っている学生はこの早期発見や予防が重要です。

椎間板性腰痛

椎間板を構成する繊維輪、髄核、あるいは椎体終板の神経が刺激されて生じる腰痛です。

一般的には腰を曲げた時(前屈)と座位で椎間板内圧が上昇し腰痛が出現・増強します。

この椎間板は本来多くの水分を含有するゼリー状のものと言われていますが水分不足や加齢により水分含有量が減少していきます。

主に下位腰椎(L4〜S1)に多い病態と言えます。

また、腰椎椎間板ヘルニアは働き盛りの男性に多く(男女比約3:1)このような動作や姿勢を繰り返すことで主に椎間板の前方に圧縮力が加わり、髄核または繊維輪が後方へと突出することを指します。

後方に突出することで神経の圧迫が起こり坐骨神経痛等の下肢や骨盤帯への症状が合併します。

睡眠や水分などの生活習慣の工夫や体の使い方を学習することで予防・改善につながります。

腰部脊柱管狭窄症

腰椎部において退行変性(主に加齢)による椎間板や黄色靭帯、椎間関節と呼ばれる組織周囲の変性やそれに伴う肥厚により神経根や中枢神経の末端の馬尾と呼ばれる神経が慢性的に圧迫を受け、下肢痛や痺れ、あるいは運動麻痺、感覚障害と言った症状が起きている病態のことを指します。

主な症状として間欠性跛行(カンケツセイハコウ)が見られます。歩行により症状が出現・増強することで歩行継続が不可となり前屈位や短い休息により歩行が再開できるといったものです。

これは末梢血管の病気でも起こりうるため十分な鑑別が必要です。

体幹機能の向上や腰痛に対するエクササイズ、ケア等が予防につながります。

よくある質問

病院や整骨院でのリハビリを受けていますが、併用は出来るのでしょうか?

はい、出来ます。当店は自費での施術になるため、同日のご利用も可能です。
しかし、骨折や内科的疾患等で病院への受診をしている際は当店への利用の旨を主治医へご相談していただくことを強くオススメします。

腰痛の発症、再発が心配だが、現在は無症状でも利用可能ですか?

はい、もちろんです。
大切なのは予防ですので、症状が出る前にメンテナンスやトレーニングをすることが最も大切です。
あなたの習慣や体の状態に合わせた施術、トレーニングをオーダーメイドにて提供いたしますのでご安心ください。

整形外科で骨に異常がなく原因が分からないと言われた私の腰痛は改善しますか?

必ずしも改善します。とは言い難いですが、病院でのレントゲン検査では上記のような腰痛の病態は発見出来ないことがほとんどです。しかし、病院でのレントゲン等で癌や感染症、骨折による腰痛の可能性が除外されているかとは思いますので、当店で充分な問診・検査を行った上で疑わしい疾患や改善の見込める施術やエクササイズを行なっていきますので、まずは当店へお立ち寄りください。

腰痛による痺れや下肢の痛みは改善しますか?

改善することもあります。
神経は牽引や圧迫に弱く梨状筋症候群と呼ばれる坐骨神経痛等は改善が見込めます。
脊柱管狭窄症やヘルニアなどによる組織の変性による痺れや下肢痛は改善しない場合があります。
また、尿失禁や排便困難など膀胱直腸障害が見られた場合は必ず手術の対象となります。