当店で行う主要エクササイズ
②感覚器エクササイズ
感覚システムは視覚、前庭、足底からの情報のインプットにより転倒から身を守る重要なシステムです。
これらのインプット機能のバグが起こることで脳からのアウトプットが乱れ様々な不調を引き起こします。
・姿勢不良
・過緊張
・交感神経優位(呼吸や血圧など)
・慢性痛
など、、、
これらのシステムは簡単に機能低下を起こします。
・捻挫などの怪我の既往
・ストレス
・デスクワーク
・手術後
など、、、
特に重要な3つのセンサー
視覚
単に視力が低下、乱視等の問題があれば眼鏡やコンタクトによる矯正が必要です。
しかし、デスクワークや暗所での作業、スマホ画面の見過ぎ等で視野が狭窄したり、遠近調整や眼球の運動の機能低下を引き起こします。
具体的には、周辺視、固定視、眼球運動、立体視、動体視力など”見る力”と言っても様々な能力が必要になります。
これらをストレングスブロックやボール等を使って活性させていくトレーニングになります。
前庭
耳の近くに左右対象にある頭の位置、平衡感覚、前後左右回転といった加速を感知する器官です。
ふらつきやめまいの一因となったり、スポーツにおいては特に頭部が安定することで高いパフォーマンスを発揮できます。
半規管(前半規管、後半規管、外側半規管)と耳石(卵形嚢、球形嚢)がエクササイズの対象になります。
頭部の運動や頭部にかかる加速の運動にてこれらの前庭を活性することができます。
開眼で座位で出来るエクササイズからスクワットやランジを閉眼で行うといった様々な方法で行います。
エクササイズ自体は簡単ですがめまいや頭痛がある方は注意が必要です。
足底
歩行や立位にて地面と唯一接地している部分になります。
地面の状態、荷重感覚等を脳へ伝達します。
過去の捻挫や扁平足が見られる場合、機能低下を起こしやすくなります。
体性感覚エクササイズ
地面に対し垂直に押す感覚や足底から地面の情報をインプットする練習などに方法で足部の体性感覚(深部感覚・表在感覚)を刺激します。
ボールやファンクショナルマットなどを用いて活性化していきます。
これらの感覚は反対側の脳へとインプットされます。例:右の視覚→左脳
しかし、左脳のアウトプットの90%はそのまま左側に影響します。
もしかしたら、脳は体の反対側の運動をコントロールすると聞いたことがある人もいるかと思いますが、それは脳のアウトプットのうち10%しかありません。
つまり、左脳に入力されたバグした刺激は左側の体幹の安定や自律神経のコントロールに不調を起こします。
なぜ、このように感覚システムがバグを起こすのか。
一言で言えば「刺激不足」です。
エクササイズによって刺激を増やし、脳に適切なインプットを送ります。
神経ベースで考えるとエクササイズの意図も大きく変わります。
痛み、競技動作、歩行、姿勢など沢山の現象は神経が命令を出した結果になります。
ではその脳は何からの情報を経て命令を出すでしょうか。
それは、全身に張り巡らされた感覚センサーからの情報です。
入力を変えることで出力が変わる。
そんな意図があるエクササイズを処方します。