太ももの打撲…通称 モモカツ、モモカン
ラグビーやサッカー、空手に特に多い。
打撲の発生頻度は太ももの前側がほとんどです。
大腿四頭筋という筋肉を痛めるため、膝を曲げた時や力が入る際に痛みが伴います。
また、筋肉を痛めている場合、深いところの筋肉が大腿骨という骨に強く衝突するため、深層部の筋肉を痛めてしまうことや深いところでの内出血を伴っている場合があります。
重症度を確認
うつ伏せで膝を曲げていきます。
どこまで曲がるかをチェックしましょう。
- ・〜90°…重度
- ・90〜120°…中程度
- ・120〜…軽度
重度の場合は病院の受診を強くオススメします。
RICE処置
- R:rest(安静)
- I:icing(冷却)
- C:compression(圧迫)
- E:elevation(挙上)
一般的に怪我をした場合はこの手法を用います。
どれも出血を抑えるために効果的です。
しかし、打撲の場合はもう1つ覚えてほしいことがあります。
それが伸ばすということです。
つまり膝を曲げた状態でRICE処置を行う方法です。
※痛みが強い場合はできる範囲で良いです。
筋肉を伸ばしておくことでより患部への圧迫の効果が高まり、可動域も確保しておくことで筋肉が固まり動けないということへの予防にもなります。
打撲は軽視されがちですが、同じ箇所を再度受傷すると、血腫が骨化して痛みが慢性化したり本来の可動域を失ったりと、決して放置すべき怪我ではないので、怪我をしたその日からこれらのことを行いましょう。
また、後日に専門家に診ていただくことをオススメします。
最後に、当店のスタッフは柔道整復師という国家資格を保有しており、骨折や筋肉系の怪我に対する確かな知識と経験がありますので、お近くの方は当店へご相談ください。